2019年08月01日

令和1年度 水いぼについて

保護者より、プール遊びについて、ご意見が寄せられました。
以下の通りです。
保護者より(7/19)
 保育園では水いぼがある場合はプールに入れないことになっていますが、かかりつけ医に尋ねたところ、水いぼはプールの水では感染しないので入っても良いとのこ事でした。接触感染はしますが、プール以外の生活でも感染することはあるのに、なぜプールのみができなくなるのでしょうか?

園より
水いぼについてのご意見ありがとうございます。
 ご指摘の通り、水いぼの主な感染経路は接触感染であり、プールの水では感染しません。当園でも数年前まで症状のある子も入水可能にしていましたが、プール活動後に感染した保護者から苦情があったり、感染拡大やとびひ(伝染性膿痂疹)に悪化したケースがあり、現在では入水しないこととなりました。
 ご存じのように日常の園生活でも感染する可能性はありますが、プール活動では肌の露出が多く、皮膚トラブルが多い夏場は感染のリスクが高くなると考えています。
 また、厚生労働省『保育所における感染症対策ガイドライン2018改訂版』によると『プールに入る場合は他者への感染を防ぐため、水いぼを衣類や包帯、耐水性の絆創膏等で覆い、プール後は皮膚表面のバリア機能が低下しやすいので、皮膚の保湿を保つ』よう留意点として明記されております。
 よってプールの水では感染しませんが、活動後、塩素消毒の影響等でかゆみが強くなり掻いてしまったり、保湿剤を一人一人塗ることは難しいことなどを勘案し、現在はプールを控えてもらっています。
 子どもたちが楽しみにしているプール遊びを制限することは様々な意見がありますが、集団生活において感染のリスクを低くしていくことと、入水できなくてもプールサイドで楽しめる保育環境の工夫に努めていき、子どもたちの豊かな育ちに繋げたいと考えておりますのでご理解いただければと思います。
posted by はなかご at 18:00 | ご意見・ご要望(はなかご) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする